九 州 散 歩

4月28日〜5月8日の日程で大阪経由 九州山行の旅をして来た。
九州内は友人と2人。
利用交通手段はバスとフェリーとJR。
宿は、ユースホステル(YH)と キャンプ村と ビジネスホテル。
ゆふいんについて・・・駅名は由布院、土地の時は湯布院と記した。

4月28日 4月29日 4月30日 5月 1日 5月 2日 5月 3日
出 発 大阪・出港 宮崎港〜指宿 開聞岳〜えびの 霧島縦走〜都城 都城〜高千穂
5月 4日 5月 5日 5月 6日 5月 7日 5月 8日 7月某日
高千穂〜湯布院 九重縦走 湯布院〜宮崎港 大 阪 帰 宅 はみだし
  
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    興味のわいたところへどうぞ♪
     ※ 山のレポートは「山歩」のページです


  < 旅 先 散 歩 に っ き >  ※すべての事ではありません ^_^;

4月28日 出発<自宅〜仙台〜車中泊>

何度も詰めなおしたが結局1つに出来ず荷物はザックと手提げ袋の2つで出発(^_^;)。
平日だがGWでもあるし高速が渋滞するかもと考え新幹線で行こうと思った
・・・のだが、丁度、高速バスが停まっていたので運転手さんに道路状況を聞いたところ
「渋滞はしていないよ。普通に流れてたヨ」という返事だったので、
バスで行く事にした。
いうとおり混んでなくてほぼ予定通りにまずは仙台到着。
で、夜行バス大阪行きに乗り替え車中泊。
必須アイテムの耳栓をした。コレ、けっこう良かった。
しかし、寒いわけじゃないのに朝方何故かのどが痛かった。



4月29日 マリンエキスプレスに乗って<大阪〜船中泊>

予定より1時間も早く大阪到着。おぃおぃ・・・まだ6時半にもなってないよ。
あべの橋は、近鉄方向はそこそこ人が動いているが
地下鉄方向は、しぃ〜〜んとしていた。トイレも探しまくった。
見つからなぁ〜い!結局、JR天王寺駅まで行ってやっと見つけた・・・。
休むにも座る場所が無くてウロウロしっぱなしで既に疲れてしまった。
14時に大阪の友人に会うので、それまでの時間つぶしに、1日乗車券を
買った。しかし行きたいと思ったトコは休みで、祝日がにくかった。
で、南港フェリーターミナルまで行ってみたり・・・。


14時、友人と会い、喫茶店で話をして過ごした。
大阪は、大阪を知る人と歩く事がどんなに快適か最終日に再認識することとなる。
鼻がぐしぐし、のども変。スギ花粉はこの辺では終わってるだろうに何故?
と思って友人に訊いたところ、ヒノキの花粉が飛んでいるとのことだった。
これはショックだった。まさか、自分の鼻がスギほどではないにせよ、
ヒノキにまで反応するとは・・・!!!

あっという間に時間は過ぎ、友人と別れることとなった。友人は、
方向音痴の私を、迷わずに四つ橋線乗り場へ行けるところまで送ってくれた。
南港ターミナルまでは一度練習(笑)していたので、その後バスにもちゃんと
乗り換え、かもめフェリーターミナルに到着しフェリーに乗り込むことが出来た。
 あっ、携帯の電池が切れている・・・( ̄◇ ̄;)。充電充電・・・。

荷物を置いて、まずコンセントを探した。ふつう、枕もとのライトの側・・・
 あったあった。で、セットOK。船内を歩いていたら事務局長風の方に
「登山ですか」と声をかけられた。あの靴で分かったらしい☆
船内通路の壁に九州の紹介パネルがかけてあり
「この写真3日前に私が撮ってきたんですよ」とその方の云う。
それはえびの高原にしか自生していないノカイドウの写真だった。
しばし話してその方は仕事に戻っていった。
そして出港時、デッキでボーっとしていたらその方がやって来て
「夜景がなかなかきれいなんですよ」と言い景色の説明をしてくれた。
海からは初めて見た風景なので私も、興味津々で聞いた。
大阪市内はモチロン、神戸も見えた。
今思えば、デジカメで夜景を撮れば良かったなぁ・・・と。


夜景が遠ざかり気も済んだので、船内に戻り弁当を食べ、風呂へ行った。
風呂は広くは無い・・・脱衣所に入った時は良かったが、風呂に入っていると
どんどん人がやってきた。”うゃ・・・これは早くあがらねば・・・”心の中で思い
長風呂をしたい気持を押さえて上がった、のだが
これまた入ってくる人、上がる人で混雑してさぁ〜タイヘン☆^_^; 
まぁなんとか服を着て、髪を乾かして、船室に戻って一息ついた。
今どこらへんのかなァと思って航行状況のモニタを見ていたら
またまたあの方がやってきて、今どこなのか説明してくださった。
そのあと、自分の撮ったデジカメの画像を見せるからおいでといわれ、
ちゃっかり見せてもらった。
これから登る韓国岳の風景、花、そして別の季節の韓国岳の風景など。
自分はここを荷物全部持って歩けるのかなァ・・・ってちょぴり不安になった。

船は低気圧の影響で面白いくらい揺れまくった★が、熟睡した私である。

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4月30日 曇り  九州旅はじまる<宮崎〜指宿>

宮崎港にはちょっぴり早めの着岸。下船口が混雑していたにもかかわらず、
下りる時にも声をかけて下さり、「あれが韓国岳ですよ」と教えてくださった。
ありがとうございました!と言って私は下船した。

宮崎港の地面に九州初めての一歩。そしてバスで宮崎駅へ。
ここで飛行機でやってくる友人と待ち合わせなのだ。
宮崎駅でモーニングサービス(ボリュームたっぷり!)を食べていたら
友人が来たのが見えたので声を掛け無事会うことが出来た。
この日は、普通列車で指宿まで移動。
曇りがちだったが天気は快方に向かっているらしい。

 南に来たぁ・・・なんたって街路樹が違うよぉ〜!!
 霞んでいたけど桜島も見えるねぇ〜。
 花の色もなんか濃い気がするよぉ〜。
 あれは何蜜柑かな。いっぱいなってる〜(
岩手では蜜柑の木は殆ど見ない
 絵が描いてあってハデな電車があるゥ〜。
 わ、特急列車(霧島&日向)もカラフルだぁ・・・。
と、はしゃぎまくり。。。そして何より驚いたのが
 ・・・もしかして、日豊本線て単線??

西鹿児島で指宿枕崎線に乗り換える時、何故かメモした時刻の列車が無かった。
 あれっ、新しい時刻表からメモったのに(?_?)。
すぐに理由は分かった。それは土日用の時刻だったのだ。
でも自分の買った時刻表には土日用なんて書いてなかったような?
30分くらい待ち時間ができたので、駅ビル内外をうろうろしてつぶした。
思わず えっ?(・。・; ってなったのは、駅の外壁だったと思うが
  「祝・九州新幹線登場!(←だったかな?)

              平成15年春開通せず」 って看板が掲げてあったこと。
ホントはこの春開通予定なのが諸々の事情で残念ながら叶わず 
”せず” を足したのか?・・・と想像してしまった。

指宿の町は思っていたより静かで寂しげだった。
湯の里YHに宿泊。男性2人、女性3人。
友人と夕食前に弥次ヶ湯温泉へ行き、気さくな管理人のばぁちゃんの「お帰り」
という言葉に心が ぽっ と温かくなり、温泉もとても気持ち良く、
癒されるものだった。

宿の夕食はデカい豚の角煮のほか、焼き魚などボリュームいっぱい。
その後、YHからチャリを借りて(2時間100円)砂蒸し風呂へも行ってみた。
砂蒸し風呂初体験!けっこう気持いい〜♪。
今度、湯田(岩手県内)の砂湯っこも行ってみようかしら、なんて思った。

夜・・・掛け布団1枚でもけっこう暑かった。


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5月1日 晴れ  えびの高原へ<指宿〜開聞〜えびの高原>

開聞岳登山の日。朝6時23分の電車。コレを逃すと後が無い。
同室だった方が枕崎へ同じ電車で行くというので、宿を一緒に出た。
私たちは指宿駅のロッカーに荷物をつっこんでからの乗車だったので
彼女には先に乗ってもらったのだが、私たちが乗車すると彼女の姿が見当たらない。
学生たちが通路にも座り込んでいたのでくまなく探したわけではなかったが、
反対ホームにも電車が停まっていたので、まさかあっちの電車?とあせった。
いったん下りて反対側へ行こうとしたが、電車は間違いではないし、再び乗った。
まさか彼女が間違えたのでは?と心配になった。電車は向こう側の電車の前を
通りすぎるので、車窓を目で追った。乗っていないようだった。
やがて開聞に着き私たちは下車した。
すると、動き出した電車から何やら手をふる人影を発見。
それはまさしく彼女だった。
 あぁ、乗っていたんだ、よかったぁ・・・。
他の乗客に誤解されてもいい、という気持で電車が見えなくなるまで
両手を振り続けた私たちだった。

開聞は無人駅だが公衆トイレがあり、けっこうきれいだった。

そして開聞岳登山♪。(詳しくは「山歩」ページをご覧下さい。)

山を下りてきたが予定の山川行きバスには乗れず、開聞荘の温泉を諦め、
指宿駅行きに乗ることとなった。時間あわせなのか途中でしばらく停車していたので
思い切って運転手さんに、どこか温泉を通らないか聞いてみた。
通るよ、という答えに思わず気持がぱぁぁぁと明るくなった。
しかぁし、聞こえた温泉の名前は”砂蒸し風呂”だった。
ガクッ・・・昨夜チャリ借りて行ったよぉ・・・と思ったが、日中に入るのもいいか
と思い、そこで下りる事にした。実際、気分が変わって良いものだった。
砂蒸し風呂へは入らず内風呂だけゆっくりと入った。

広いし、ドライヤーもあるし、何たって泉質が変わっていた。
単なる海水が温泉になったのではなく、化石海水らしい。

指宿駅へ戻りロッカーから荷物を出し、詰めなおし、霧島岩崎観光ホテル行きの
バスを待った。来たのは鹿児島空港行きだったが、案内所の人が
そのバスでイイというので乗った。ハイデッキカーで視界快適だった。
 イイねぇ・・・昨日電車からみた道路を今日走ってるよ・・・。
 海がきれい・・・わ、晴れの桜島だよぉ・・・九州なんだぁ・・・。
 のわ??高速にのるのぉ? んじゃ、ハイウェイバスじゃん。(@_@)
意表をつかれた!と思った。スゴイスゴイ!と、気分はすっかりコドモだった☆。
で、鹿児島空港到着。念のために運転手さんに聞いてみた。
 このバスは霧島まで行くんですよね?
行く、という返事だったが、料金がココから新規扱いになるとのことだった。
なるほど・・・、指宿でバスの切符を買うとき案内所の人が、
空港までしか発券してません、って言ったのはこういうことかぁ・・・。納得。


空港で発車までの時間があったので
えびののレストセンターに電話し、弁当を予約した。楽しみが出来た。が・・・。
 あっ!!これじゃぁ弁当はザックに入らないから明日も手荷物ありだぁ・・・。
 どっ★(果たしてこの どっ は笑いかへこみか・・・?笑)
いざ、西郷どんのでっかい銅像に見送られバスは霧島行きとなって出発。
しかし、みんな空港で降りたが誰も乗ってこなかった。
こんなゴウカなバスに2人だけなんて、リッチじゃな〜い?いや、
途中から生徒が乗ってきて4人になったけど終点まで行くのは私達だけだった。

ホテル前にはタクシー出張所みたいな所があった。
大型か?リッパすぎるぞ・・・。えびの高原までの料金は3000円かぁ
と思いつつ乗ると、これまた快適なタクシーで、
 3000円以上かかってもこれならええわぁ、と思った。ゲンキンな私(笑。
あれが新燃です、韓国です、ノカイドウが咲いてます等、ガイドまで
してくれてイラストマップも下さった。いやぁ・・・なんてサービスがいいのだろう!
キャンプ村の中まで入ってくれたのも有り難かった。
九州の人ってみんなめっちゃ親切だぁ・・・と思った。

キャンプ村での受付時、住所を書いていたら
「岩手から?まぁ〜!今日出てった方も岩手だったわよ」と言われ、
「でも、まさか市町村まで同じなんてコトは無いですよね」って
答えて笑ったのだが、受付簿を見て一同目を丸くした。
その日、出てった方も私と同じ所だったのだ!!!
ゴミの出し方、毛布のこと等いろいろ説明され部屋のカギをいただいた。
 キャンプ村に泊るんだぁ・・・。おぉ、鹿がいるぅ。ノカイドウってコレだよね。
温泉♪炊事場。そして部屋。。。設備のよさに感動した。

この旅のために用意したガスの使い初めだぁ!と思ったのだが
なんと点火できなかった・・・。自動って書いてあったのに、何で??
やり方も間違ってないはずなのに・・・。仕方なく自分のは諦め、友人ののみで
夕食の支度をした。明日、韓国岳登った時に誰かに聞こう。。。と思った私だった。

えびの高原は標高、約1200m。5月初めの気候は、私が暮らす街と似ていた。

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