◇ナメトコ山 / 標高 860m  2004.10.17.Sun  晴れ

回想

興味はあったけどなかなか行けなかったナメトコ山へ行って来たよ♪。
今回もaoさんのお誘いにのったんだ。
宮沢賢治の、なめとこ山の熊という作品をちゃんと読んだ事はないんだけど
悲しい作品っていうよね。
それと、数年前に正式に2万5千分の1の地図に載ったと聞いてから
どんな山だろうって思っていたそれが実現したのだった。

この日もすっごくイイ天気だったよ。やっぱり自分は気管支炎が治りきってなかったけど。
ナメトコ山は花巻にあるので、鉛温泉・藤三旅館駐車場で待ち合せ、
山は駐車スペースが狭いのと、悪路(林道)ってことで、
4駆のao号のお世話になったの。もぉ、ao号様様だったよ〜。
途中までは雫石へ抜ける県道なんだけど、
2キロ弱行った所の分岐(分岐アリという古めかしい標識がある)で林道に入るの。
その林道に入ったとたん、すごく不安になったよ。ホントにこの道かなぁ?って。
わだちは深いわ、枝は飛び出てるわ、いきなり道の真ん中に大きな石があるわ、
ホントに1台ギリギリ幅だからUターンはどこでする??という感じで
対向車もきっと来ないよね、と思うくらい寂しい道で。。。
と言った矢先、なんと対向車が来て、これまたビックリ!!どうやって行き違う!?。
私が下りて、でも上手く誘導できるだろうか??責任重大じゃん!!!
って考えて心臓バクバク。
( ̄
そう思っていた時、地元の方らしくて、よけるトコなんて無いような道で
更に左に寄ってくれたの!! 
うそ?スペースあるの??(@_@) 逆の立場だったら…私には到底ムリ!(断言)
だって、aoさんも私も目を見開くほどビックリしたよ。だってさ、だってね
ビョ〜ンって、枝と車が宙を舞ったんだよぉ!!!
もぅ、車は横転するんじゃないかと思った。

でも車は幸運にも横転せず、奇跡を見た気持ちにさえなった。
おかげさまで、すれ違うことも出来たんだけど、
お礼を言わないと!!車も無事かどうか心配だし。。。
もちろんaoさんも同じキモチだったので、声をかけたのね。
窓を開けると、対向車の運転手さんは笑顔だったんだ。
aoさんも私もホッと胸をなでおろしたよ。
で、大丈夫そうだったので思い切って、ナメトコ山へ行くんですけど、
って聞いたら、親切に、あぁ、もうちょっと行ったらあるよと教えてくださって、
有り難かったなぁ。(T_T)。優しいオジサマで良かったぁ。。。

とまぁ、そんなことがあって、無事、ナメトコ山登山口に到着することが出来、
熊に会ったらどうしよう、と思ったり、ガササと物音がするたび、
チリンチリン鈴を手で揺らして鳴らして「人間が来たよ〜」なんて言ったりして☆
さんぽ気分というよりは、探検、もしくは冒険気分な山歩きだった。

あの日のコースタイム

ナメトコ山登山口 <10:30> … 川まで来て道が分からなくなり変なところを登ったり、
藪を入ってみたりのロス … 諦めて引き返そうと歩き出したところaoさんが道を発見。
私も戻って来て、進んでみると、褪色した(元)赤いリボンが枝にあった!
 
(慣れない人だと戸惑うと思います。) … 川を渡って行くとは予想してなくて意外!
と思ったわぁ。もう少し、目立つところにくっきり赤いリボンでも巻いてくれたら、
と願望。(^^ゞ … ともあれ、登ってきて見晴らしイイところ(山頂かと思ったけど
違った・笑)で休憩 <12:05>・<12:09>… 
山頂 <12:37>・<13:43> … 登山口着 <14:53>
4時間23分(休憩含む)

れぽ


金曜の夜から、aoさんは、野外活動センター主催のとあるイベントに参加するため
花巻入りしていた。
で、ナメトコ山の地図をもらっていてくださったんだ。
簡単な地図で不安だったけど、行ってみよう♪ってなわけで山登り開始。

画像中心でハナシをすすめていくね。

 

ココが登山口。ココより手前に、ナメトコ沢1.3キロ地点だっけか?
1.3キロ地点っていうのは確かなんだけど、そんな数字の書いてある標識があり、
ナメトコという文字も書いてあって登山口と間違えそうなところがあるから注意してね。
(事実、下山途中に4人で登っているという方に会ったんですが、コレもビックリするやらウレシイやらでしたが、
彼らは、そこが登山口だと思ったようで、かなりの時間をロスした、と仰ってました。)

標柱は、ようやく立てられたらしくて、真新しかったよ。

で、ココから、けもの道みたいなところを入っていくのね。で、程なく、沢というか
小さな川があるんだ。。。↓

 

こんなふうに水はキレイに透きとおっていたよ。
花も時期遅れなスミレがあったりしてね、ちょっと嬉しかった。



で、迷ってロスした川のあたりに来るとこんな景色に出会うんだ。
で、間違ってしまった道はぁ…

行けるのかしら??by aoさん。 たぶんコレも間違えた道

こんな感じの水が滴る岩のある方向。幾筋も、けもの道風のところがあり
3箇所くらい進んでみたんだけど、どう見ても行き止まりだったり、
赤いテープもリボンも見つからなかったし、9月に野活センター主催のツアーが
あったとは信じられな急な登りだっりで、やっぱり違うよぉ?
というわけで引き返して、残念だけど道がわからないし、帰ろうかぁ
って戻り始めたところ、aoさんに呼ばれて、また戻ったのね。
ふと、川向こうを彼女が指すの。
うーん確かに道みたいだけど。。。
時刻は11時半。野活の方によると2時間みれば登れますとのコトだったらしい。
ココの川まで30分位だったから、13時までには登れるという計算になる。
できないことはないよね。。というわけで、まぁ、3回も道には裏切られている?ので
今度進んで赤い目印が無かったら今日のところは帰ろうということにしたの。

 

で褪色した(元)赤い目印があったわけよ。右画像、分かりにくいけど上下の真ん中、
左右の右端の木に結んであるんだ。見つけた?(^^ゞ

そうそうロープを使うところがあったよ。画像は下山の時、上から撮ったんだけど(^^ゞ。



行きは当然、ココを登ったんだな(^^ゞ。
そんなわけで、頂上目指して行く事になったんだ。

それからはキョロキョロ探せば順調に目印が見つかって、落ちているのもあったけどね。

咲き終わりそうですが。 目の前に倒木がっ。

くぐって来てから、振り返って撮った。

と、アザミもあったり、ブナの木が倒れていて道をふさいでいる?!と思ったら
この幹の下をくぐって通ることが出来たりして、コドモに返った気分だったよ。

 

なんて、紅葉し始めた木の間から空見上げたり、たまに、展望が開けて
向こうにも山が見えたりしたんだ。地面も落ち葉がフカフカしているところもあって
気持ち良かったなぁ。そして。。。

この3本のスジはっ。。。

これ、熊の爪あとじゃないかな?新しくはなかったんだけどね。
ナマで見たのはもちろん初めてだったから、驚きと感動が同時に湧いちゃった。



で、ココが山頂かと思って来たら、道が左方向にまだ続いていた☆という(笑)。
でも、景色は山頂よりも良いと思う。

 

と、足元に『小さい秋』、木の枝にはリッパなキノコ♪
絶対食べられるやつだ、と思うんだけど、サルノコシカケ…とは違うか。あは。

 

で、12時37分山頂到着〜っ。
もう1個、ボロっと壊れていた「なめとこ山」というひらがなバージョンは
なんだか、標識がかわいそうで撮らなかったんだ。。。



モデルはaoさん^^。
標識がわりと低いところにあるのがお分かりいただけるかな、と。

で、山頂で、お昼♪丁度座れるところもあって森の空気いっぱい吸って
おにぎりもおやつも、インスタントコーヒーもうまかったわぁ。

 

あ、ナメトコ山という札がかかっていた木の枝にもキノコが生えてたよ。(左)
で、下山時、振り返って撮った。
(ここで4人組のうちの先陣2人とすれ違ったの。)(右)



こんなキノコもあったよ。つんつん☆固ぁい。食えないよねコレは。^^;という感じ。



このモミジが、緑の葉っぱの間から見えたのがイイなァと思って。。。

 

コレがミズの実なんだぁ…(左)
ミズはキレイな水の川辺に生えるんだって。ホントきれいな川だったよ。
ココは故意に入ったわけじゃなくて、通るのだぁ。(右)
で、ロープ使って下りたんだったなぁ、確か…。



そうして、ao号の待つ登山口へ到着♪


あ、忘れるトコだった。ナメトコ山全景。



こんなふうに、野活近くの橋には透明なボードに白で山や川が
キャプションと一緒に描かれており、重ねて見ることが出来るよ♪
このボードには、ナメトコ山は登る事ができませんって書いてあって
一瞬焦ったけど、設置した年はまだ地図に名前が載るぞって頃だったからなのね。



さぁ、ナメトコ山はど〜れだ♪(わかるよね^^)

正解は下の画像。奥の山。




はみだし


温泉は、鉛温泉・藤三旅館。700円って言われてエッって思ったんだけど
なにやら、新たに男女別の内風呂&露天風呂(桂の湯)ができたんだって。
ここって、立ち湯があるって聞いてたから、一度入りたくてねぇ。
でも、混浴と聞いてガビ〜〜〜ン。
しかし、しかし、aoさんは割と平気♪というので(思わず尊敬)
意を決して、私も入ってきたよ。

で、新たに小さめながら着替えるところについたてが出来たのはイイんだけど
入り口が2つあるけど、それこそ男も女も区別無くて
ぎょぎょぎょ!!

おじ(い)さんがずっと話し掛けてきて私らを見ていた(ように思えた)ので、
なんだかリラックスは出来なかったなぁ。
上がったのもほぼ一緒でさぁ、着替えるところも一緒でさぁ…(゚-゚;)
19時から1時間、女性専用時間らしいので、いつか機会を作って来たいと思った。

で、桂の湯へ。。
ココは男女別だから快適快適♪。
露天風呂は屋根がかかっているので半露天ってのが大沢温泉に似てる。
眼下には川が流れているし。ぬるめだし、ずいぶん長く入っていた気がする。

で、すっかり
ふよふよになって、満足♪したのだ。


更に追伸。

後日、aoさんに、私の分も地図のコピーをとってもらったところ、
なんと簡単な地図は両面印刷で、裏にも色々書いてあったという事実が判明した☆
aoさんも私も爆笑した。そういえばあの日、一度も裏なんて見なかったもんなぁ。

さいごに つぶやき
今度は大空の滝や大変成の滝へも行ってみたいなぁ。
もっと県道を行くんだと思うんだ。第2トンネルとかの花巻寄りだって、某サイトに書いてあった。


おそまつ。。。m(__)m


                                                04/11/06&07記