◇九重縦走 /久住山 標高 1787m   2003.5.5.Sun 快晴


回想

久住山は三角に尖っている峰。分かる?^^;九州本土最高峰の中岳(1791m)まで行って、折り返すつもりだった。
牧ノ戸から久住へ行くだけでも、登山道が二通りあったりして、「ハシゴがあるよ、面白そう。帰りはこっちを通ってみようね」なんて言っていたのだが、中岳に行く途中の天狗ガ城で話した人たちと、道中を共にすることになり、夢だと思っていた長者原へ下りられる事となったのだった。


あの日のコースタイム

牧ノ戸峠 <9:40> … 沓掛山 <10:05> … 避難小屋前で小休止 <11:00>・<11:15> … 久住山頂 <11:35>・<11:55> … 天狗ガ城から御池を見る <12:20>・<12:25> … 中岳 <12:45>・<13:25> … 法華院温泉前通過^_^; <14:45> … 坊がツル <14:50>・<15・40> … 途中雨ヶ池を通って長者原到着 <17:25>                        

7時間45分(休憩含む)

れぽ

その日も晴れた。これは100%カッパ不要だと思い、宿にゴアのカッパは置いて出かけた。
連泊なので、山の用意だけの身軽さで行けるのが嬉しかった。
タクシーで駅まで乗っていき、牧ノ戸峠ゆきのバスに乗り換えて向かった。
牧ノ戸峠に到着し、案内図を頭に叩き込む・・・。そして出発。

う〜ん、いきなり道が急な上り坂ダヨぉ〜。アスファルトがボコボコだぁ〜。
のっけから、文句タラタラの私。全く登りに弱いにもほどってモンがあるよね・・・。
そして、やっぱり既に暑くて顔中汗だらだらになってしまい、霧島同様、もはやメイク意味なし(笑)。

登り始めて5分、何やら休めるような場所があるじゃないの・・・。
おぉ、由布岳が見えるじゃないよ〜。(^o^)丿。この時は元気になった私である。
由布岳も登りたいなァ・・・今度はいつ来れるだろう・・・。おっと、今は九重、九重♪っと。
遠く、その目指す久住山も見えていた。
引き続き、暑い暑いとわめきながら登り、アセビの花を見つけて喜び、阿蘇連山をみてキレイと
足を止め、そうして沓掛山に辿り着いた。
ココでイイのかな・・・と思ったけど、標柱が、ちゃんとあった。
風が吹いてきて気持ち良かった。ハルリンドウも咲いていた。

しばらく行くと、シャクナゲが咲いていた。一角だけだったけど、色が濃くてキレイだった。
少し、道が楽になった気がした。そうしてやがて、とっても気持のいい道になり、
たぶんそこが西千里浜なのかな?と思うのだけど・・・。久住山もあれだ、とハッキリ分かる
処までやって来た。左手には硫黄ガスがものすごい勢いで噴出している所があった。
とにかく、自分が登るのは独立峰っぽい山が多いので、こんな側にいくつも山が
連なって見えるのは新鮮だったし驚きだった。で、避難小屋のところで休憩。
アルファ米に水を入れた。
予定では、この1時間後、御池か中岳でお昼にしようと思っていたので・・・。

見えてるし久住山はもうスグ♪・・・という訳には行かなかった。石がころころしててすべる・・・
そして、やがて大きな石だらけの斜面になり・・・。黄色でペイントされている石を目安にしながら、
歩いて歩いて・・・やっとこさ人がいっぱいの山頂に到着した。

コーヒーだ、ココアだ、おやつだ〜♪ 心地よい風を受けながらの休憩タイム。
中岳行ったら折り返すものとこの時点ではまだ思っていた。
詳しい地図も持たずにやってきたし、1日で長者原まで下りられるなんて思っていなかったし・・・。

約20分の休憩後、気合を入れなおし、中岳を目指して歩き出した。
天狗ガ城ってどれ??御池は見えるかな??この道でいいんだよね・・・。
いくつかの道があると、どうしてもそんな心配がよぎってしまう。たいてい大丈夫なのだけどね。

御池だ。見えた見えた。けっこうキレイだよ〜。ココが天狗ガ城なのかな?
でもココから御池に下りる気力は無いよねぇ。
んじゃ、お昼は中岳にしようか♪
そんな会話をしていると、話し掛けられた。
ありゃ、私ら、うるさかったかな^_^; と思ったけど違った。良かった☆
どこから来た?と言われたのだった。
この方との会話が、今回私たちの長者原下りの夢を叶えるきっかけとなったのだった。