自分は岩手だと答えた。たいていの場合、そう答えると、遠いとこからよく・・・、と
驚かれていた。今回もそうだろうと思っていると、返ってきた答えは・・・
俺の相棒が岩手だ。
ええっ?!(@_@) 私も友人も当然驚いた。しかも、更に、その相棒サンの出身地が
私の今住んでいる所と同じだったのだ!!!
こんな偶然があるなんて、思ってもみなかった・・・。

あとはどうするんだ?と聞かれ、
中岳まで行ったらまた牧ノ戸に下ります、と答えたのだが
そこで、思いがけない言葉が聞こえたのである。
俺たちは坊がツルでキャンプしてたんだけど、今日長者原に下りるんだ。
せっかく くじゅう へ来たんだし一緒に長者原に下りないか?
と・・・。

一瞬耳を疑った。1日で下りられるの?友人はともかく、私はかなり軟弱だぞ・・・^_^;。
私は心の中でそう言っていた・・・。
ハイなんて答えないだろうと思ってそう仰ったのかもしれないし
そのときハッキリした答えは言わず、中岳へとすすんだ。

中岳にもけっこう人がいたが、どうにかお昼を食べる場所は確保できた。
アルファ米は・・・ちょっと固いかも?
でもOKOK♪ 私たちは雑炊にしようと思っていたのだ。
韓国岳で使い始めたガスがここでも活躍。荒ワザで点火・・・。
友人のも使っていろいろと・・・(^^)。例によって撮らなかったのでお見せできないが。
お見せするほどのものでもないということで・・・☆

ゆで卵やるぞ。 見上げると先ほどのお2人だった。
で、どうする? と再度きかれ、友人と話し、ご一緒させてもらうことにした。
夢だと思っていた長者原に下りられるんだね♪
坊がツルも通るんだよ♪
法華院温泉もどんなかんじか見られるよ♪
友人と喜んだのは言うまでも無い。

そうして、4人でまずは坊がツル目指して下山開始。
これまた韓国から獅子戸へ向った時のような急斜面・・・でも、それよりは楽かな。
何より荷物が少なかったし。地図も無いので着いていくのでいっぱいいっぱい。
詳しいコースなんてわからない☆なんか、崩れたらしくて迂回しなきゃならないところもあった。
ミヤマキリシマの咲く斜面のようで、早咲きのミヤマキリシマがぽつぽつ咲いているところもあった。
クサボケもあった。

中岳を下り始めて1時間20分、法華院温泉の前を通過した。建て増しなのか改築なのか・・・
鄙びたカンジではなくなっていたが・・・。そして彼らのキャンプ地坊がツルに着いた。
彼らがテントを撤収したり食事をしている間、私たちはあたりを散策したり、彼らの手際よさに
見とれていた。坊がツルのお水は美味しいらしい。そのお水をたくさん汲んで下りるので
かえって下山の時のほうが荷物が重い、と笑って仰っていた。
ん〜いつか、自分がテントかついでココに来る事があるだろうか・・・。
そういうのって、憧れるけれど自分の技量じゃ難しいカナ(^_^;)。
テント泊じゃなくてももういっぺん来てみたいとは思う。
平治岳や大船山もあるし、ミヤマキリシマのピンクの斜面を写真ではなく自分の目で見てみたい。

長者原は湿原の向こう彼らの用意も整い、いよいよ長者原へむかって出発だ。
平らな歩きやすい道、玖珠川の源流、ぽつんと1本シャクナゲの木・・・。
ほどよいアップダウンが始まり、花がチラホラ見られる。
ギンリョウソウが1株だけあった。そのあと、イワカガミやマイヅルソウが咲いており
クサボケもまたたくさん咲いていた。

森の中、落ち葉でフカフカの道を歩くようなカンジの所もあった。自分はそういう道が好みである。
休み休み進み、視界の開けたところに着いたのだが、長者原がまだ遠かったことが
ビックリだった。 あわ・・最終バスやばいよ・・・(^_^;)。
車で宿まで送るとは言われてるけど・・・。